Whim

macOS(Mojave 以降)用に「スクリーンセーバーを切り替えるスクリーンセーバー」を作ってみました。

https://github.com/SolidUsagi/Whim

 

(追記:2020年11月23日)

ユニバーサル対応しました。記事中のダウンロードリンクは最新版に差し替えてあります。M1 MacBook Air、Intel MacBook Pro (Big Sur)で動作確認済みです。

 

(追記:2021年2月7日)

M1 Mac 発売当初、Intelバイナリのスクリーンセーバーは「スクリーンセーバのオプション」を開くことができず、動くことは動くけど設定を変更できない、という状態でした。

Big Sur 11.2 でこの問題が解消されたため改めて M1 Mac での動作を調べ、Intelバイナリ版も問題なく使用できることを確認しました。

そして、Universalバイナリ版はIntelバイナリのスクリーンセーバーを起動させることができないけれど、Intelバイナリ版はIntelバイナリ・Universalバイナリの両方のスクリーンセーバーを起動させることができるため、M1 Mac ではIntelバイナリ版の使用を推奨します。ややこしいですね。。。

 

 

ネザーランドドワーフの男の子、「ふゆ」がスクリーンセーバーを気まぐれに切り替えてくれる───という設定です。スクリーンセーバー動作中にふゆは出てきませんが、システム環境設定のプレビュー小窓では、スクリーンセーバーを眺めながら切り替える順番を考えているふゆの姿を見ることができます。

 

未来派図画工作さんの「フルカラーボッサ」と「二十世紀ボヤージ」のどちらも楽しみたい人や、動かなくなってしまった「RandomExtra」の代替を探している人には気に入ってもらえるんじゃないかと思います。

 

本スクリーンセーバーはフリーソフトです。ご自由にお使いください。

使い方の説明、の前に。。。

 

友人が勤めている長野県上田市にある児童養護施設で、備品を新調するためのクラウドファンディングを実施しています。

readyfor.jp

もしよろしければ、ぜひ出資(寄付)のご検討を! 5月29日(金)午後11:00までです。

クラウドファンディングは終了しました!

 

・使い方 

以下のリンクをクリックしてディスクイメージをダウンロードしてください。

 

ディスクイメージ Whim_1.0.0.dmg をダウンロード

(Intelバイナリ、公証済み)

 

(追記:2021年2月7日)

M1 Mac で Big Sur 11.2 以降を使用している場合は、上のIntelバイナリ版(要 Rosetta 2)を推奨します。Big Sur 11.1 までの場合は、下のUniversalバイナリ版をお使いください。Universalバイナリ版はIntelバイナリのスクリーンセーバーを起動させることはできません。

Intel Mac はどちらを使っても問題ありません。

 

ディスクイメージ Whim_1.1.0.dmg をダウンロード

(Universalバイナリ、公証済み)

 

ダウンロードしたらダブルクリックでマウントし、中に収録されている「Whim.saver」アイコンをダブルクリックするとインストールできます。

インストールするとシステム環境設定の「スクリーンセーバ」パネルが開くので、左側のリストから「Whim」を選択してください。

 

「スクリーンセーバのオプション」ボタンをクリックすると設定パネルが開きます。

(Mojaveだと設定パネルは日本語で表示されるのですが、Catalinaでは英語で表示されてしまうので、両方の画像を貼っておきます。Catalina、バグ多すぎですよね。。。)

f:id:metallic_usagi:20200504232629p:plain

切り替え対象にしたいスクリーンセーバーにチェックを付けてください。スクリーンセーバー起動時と「切り替え周期」で設定した時間が経過したときに、チェックを付けられたスクリーンセーバーがランダムな順番で切り替わります。

 

「切り替え周期」ポップアップメニューで選べる設定は以下の通りです。 

f:id:metallic_usagi:20200504233531p:plain

「起動時のみ」を選択すると、スクリーンセーバー起動時だけ切り替わって、動作中には切り替わらなくなります。

「気まぐれ」を選択すると、切り替わるまでの時間がランダム(10秒〜2分)になります。マルチモニターの場合は各モニターの切り替えタイミングがバラバラになるので、より気まぐれ感が強くなってお薦めです。

 

・制限事項

macOSに元々収録されているスクリーンセーバーのうち、「フローティング」や「フリップアップ」などのスライドショー系のスクリーンセーバーは、プログラムから動作させる方法がわからなかったので動作対象外です。

また「今日の一言」は何度も切り替えているとメモリを食い潰して動作を停止してしまうため、動作対象外にしてあります。

 

XScreenSaverのスクリーンセーバーの中に、切り替え時に動作を停止してしまうものがいくつかあったので、それらは動作対象外にしてあります。

動作対象外のスクリーンセーバーは設定パネルのリストに表示されません。

 

その他、正しく動作させられないスクリーンセーバーも多々あると思います。場合によってはシステムクラッシュなどを引き起こすかもしれません。使用は自己責任でお願いします。

 

・おまけ

良い機会なので、15年も前にOpenGLで作ったスクリーンセーバーも公開しておきます。冒頭の動画の最初と最後に写っている、キューブが分裂し続けるスクリーンセーバーです。

 

ディスクイメージ Rebirth_1.1.0.dmg をダウンロード

(Universalバイナリ、公証済み)

 

本スクリーンセーバーもフリーソフトです。ご自由にお使いください。

今回、Retinaに対応するように修正して最新のSDKでビルドし直しました。macOSでOpenGLがdeprecatedになってしまった今、いつまで動作するかわかりませんが、楽しんでいただければ幸いです。(追記:2020年11月23日)Big Surでも動きました!

 

Fake3DViewer

RGBイメージ+デプスマップの画像・動画をLooking Glassで立体表示するUnityアプリケーションです。

https://github.com/SolidUsagi/Fake3DViewer

 

ふゆをLooking Glassで立体視できるように、Parallax Occlusion Mapping シェーダーの実験をしながら作ってみました。

去年の6月にGitHubに上げてから、まったくメンテしてません。SDKのバージョンも古いままですね。。。

 

当時の、以下のツイート以降に少し説明を書いてあるので、もし興味があれば辿ってみてください。